【レポート】第8回IUCN (国際自然保護連合) アジア会議に参加
2024年9月3日〜5日、タイのバンコクで開催された「第8回IUCNアジア地域自然保護フォーラム」に、事業開発・営業部の岩本が参加しました。
IUCNアジア地域自然保護フォーラムとは
・公式ウェブサイト:https://iucn.org/asiarcf
・開催期間:2024年9月3日(火)~9月5日(木)
・場所:バンコク、タイ
IUCN(国際自然保護連合)は、絶滅危惧種の「レッドリスト」発行や世界自然遺産登録の審査を行う、世界有数の自然保護団体です。日本からは政府および環境NGOが加盟しています。IUCNは4年ごとに「世界自然保護会議(World Conservation Congress: WCC)」を開催し、自然保護に関する国際的なメッセージを発信しています。このWCCの前年には、世界8地域で準備会合として「地域自然保護フォーラム(Regional Conservation Forum: RCF)」が開催されており、今回のアジア会議もその一環として行われました。
会議のハイライト
今回のフォーラムにはアジア地域の27か国から、政府機関や環境団体が360団体集結し、持続可能な自然環境の実現に向けた議論が3日間にわたり活発に行われました。
海洋関連のセッションでは、以下のようなテーマを通じ、アジア地域に共通する課題や各国の取り組みが発表され、ネイチャーポジティブな未来をどう描くかの戦略や社会変革への道筋について、活発な意見交換が行われました。
- 沿岸域総合管理(ICM)や海洋空間計画(MSP)
- 30by30やMPA・OECM
- ブルーファイナンス
- 持続可能な漁業
- 藻場、サンゴ礁、マングローブの保全
- 生物多様性保全
- プラスチック汚染対策
- Nature-based Solutions(NbS)
日本とアジアの共通課題
日本の海洋環境や漁業のあり方は、アジア諸国と多くの共通点があります。アジア地域が直面する環境課題は相互に密接に関わり合っているため、今後も地域を超えた協力がますます求められることを再確認しました。
UMITO Partnersでは、「ウミとヒトが豊かな社会の実現」を目指し、アジアの仲間たちと海の課題解決に取り組むための連携をさらに強化して参ります。
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