【レポート】沖縄科学技術大学院大学(OIST)、Watasumi(株)を訪問
2024年7月10日〜12日、UMITO Partners 事業開発・営業部の岩本と横田が、沖縄科学技術大学院大学(OIST)と、OIST発ベンチャーのWatasumi株式会社を訪問しました。
■沖縄科学技術大学院大学(OIST)
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は、2009年に設立された、沖縄県恩納村に位置する科学技術分野の先端的な研究と教育を目的にした大学院です。91の「ユニット」と呼ばれる研究室からなり、世界中の研究者や博士課程の学生を受け入れています。希少なマングローブ林や豊かな生態系を有する海に近接する環境を活かし、海洋科学の分野でも数多くの成果を挙げており、サンゴの環境DNA解析法の開発、イカの養殖技術の成功、タコのゲノム解析など、幅広い研究が進められています。
OISTは、その研究成果の質の高さからも注目されており、2019年には「ネイチャーインデックス」発表の研究機関ランキングで国内1位、世界でも9位にランクインするなど、国際的にも高い評価を受けています。
・マリンゲノミックスユニット
環境DNA技術を用いて、これまで難しかったサンゴの生息状況の詳細な把握を行い、保全に役立てる研究について、野田武志博士などからお話をお聞きしました。県内の漁業現場とも協力しながら研究を行っているそうです。
URL: https://www.oist.jp/ja/research/research-units/mgu
・物理生物学ユニット
これまであまり生態が明らかにされていない、イカの養殖システムの開発に成功した、ズデニェク・ライブネル博士、中島隆太博士、ゾラル・メメットアリフ博士を訪問しました。研究・養殖施設の見学をさせていただいた他、イカの研究や、漁業との連携、海洋保全の必要性などについて意見交換をさせていただきました。
https://www.oist.jp/ja/research/research-units/pbu
■株式会社Watasumi
一般の下水で処理できない高濃度な有機物が含まれる排水を複数種のバクテリアにより連鎖的に分解させる技術・装置を開発し、中小企業向けに販売するOIST発ベンチャーの株式会社Watasumi を訪問し、創業者のディビッド・シンプソン氏、スタッフの米谷拓郎氏などにお話を伺いました。
URL: https://www.watasumi.com/
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