【お知らせ】11/10 水産海洋学会主催「第44回 相模湾の環境保全と水産振興シンポジウム」に、UMITO Partners 福山哲司(科学・調査分析部)が登壇します
2023年11月10日、水産海洋学会が主催するシンポジウム「第44回 相模湾の環境保全と水産振興シンポジウム 相模湾の漁場環境の長期変化」に、UMITO Partnersの福山哲司(科学・調査分析部)が登壇します。
1962年に創設された水産海洋学会(日本海洋学会と日本水産学会の共催で行われていた生物と環境に関するシンポジウムが母体)では、当初の目標を『水産学・海洋学の研究者と漁業者との対話に重点を置きながら、生物資源と環境の相互作用を明らかにし、水産業の発展に寄与する』こととして、各地の漁業が直面している問題を取り上げ、現場と密着した研究を行ってきました。
今回のシンポジウムでは、相模湾の漁場環境の長期変化をテーマとした講演が予定されており、相模湾内でのモニタリング観測結果やデータ解析の観点から、相模湾表層の漁場環境の長期変化を明らかにしていきます。
同シンポジウムの詳細は下記をご覧ください。
シンポジウム 概要
第44回 相模湾の環境保全と水産振興シンポジウム「相模湾の漁場環境の長期変化について」
●日時
2023 年 11 月 10 日(金)9:30-12:30
●会場
小田原市荻窪 300 番地 小田原市生涯学習センターホール
●コンビーナー
松山優治(海洋大)・武井 正((公財)相模湾水産振興事業団)・ 滝口直之(神奈川水技セ)
●共催
水産研究・教育機構水産資源研究所 東京海洋大学
●問合せ先
zaisagami@samba.ocn.ne.jp
●WEBサイト
一般社団法人 水産海洋学会
https://www.jsfo.jp/index.html
https://www.jsfo.jp/sympo/pdf/2023/s231110b.pdf
●開催趣旨(水産海洋学会 資料より)
近年,海洋環境の顕著な変化は気候や漁業とともに人間生活に深刻な影響を与えている.相模湾でも魚種交代や磯焼け等により,沿岸漁業に様々な被害が現われており,海洋環境の変化と漁業への影響について実態を把握し,早急な対応が求められている.
本シンポジウムは,相模湾内での長期のモニタリング観測結果と公表されたデータの解析を通して,相模湾表層の漁場環境の長期変化を明らかにすることを目的とする.基調講演では,湾奥部における 23年間の長期モニタリング調査結果から海洋環境ならびに低次生態系の長期変化や黒潮流路変動の影響について説明する.また,1980年以降,湾内定点の表層で調査されてきた水温・水質調査データの解析から水温の上昇や栄養塩濃度の低下などについて報告する.加えて,神奈川県水技センターが取り組んでいる,湾内の磯焼けの現状把握と新技術による藻場再生について報告し,総合討論では漁場環境の長期変化について,幅広く意見交換する.
UMITO Partners 福山哲司から、登壇に向けてのコメント
近年、地球温暖化が進行して、海洋環境の変化がみられているー。皆さん、そんな話を聞いたことがあるのではないでしょうか。ただ、どのように変わってきたか、実際に何が起きているのか、というのはいかがでしょうか?おそらく、テレビなどのメディアを介して見聞きしているかもしれません。こういった解析成果は大きな研究所や団体が発表したり、北極や南極、或いは地球全体の大きい規模であったりと、自分自身からは遠い、どこかで起こっていることのように感じられているかもしれません。
今回お話しする相模湾は、伊豆半島~三浦半島に面しています。さらには皆さんに馴染みのある海水浴や釣りといったレジャーが行われている海沿い(沿岸)が舞台です。そう、皆さんのとても身近な”世界”です。昭和から平成、令和へと変遷した約半世紀の間に、皆さんの手と目の届く”世界”で何が起きているのか、知りたくありませんか?
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