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2023/10/10

【お知らせ】11/18 水産海洋学会主催「第6回海と漁業と生態系に関する研究集会」に、UMITO Partners 森麻緒(科学・調査分析部)が登壇します。

2023年11月18日、水産海洋学会が主催する研究集会「第6回海と漁業と生態系に関する研究集会 海産哺乳類と漁業と生態系の関わり」に、UMITO Partnersの森麻緒(科学・調査分析部)が登壇します。

1962年に創設された水産海洋学会(日本海洋学会と日本水産学会の共催で行われていた生物と環境に関するシンポジウムが母体)では、当初の目標を『水産学・海洋学の研究者と漁業者との対話に重点を置きながら、生物資源と環境の相互作用を明らかにし、水産業の発展に寄与する』こととして、各地の漁業が直面している問題を取り上げ、現場と密着した研究を行ってきました。

今回の研究集会では、漁業と海産哺乳類と生態系の関わりをテーマに、鯨類(げいるい)や、アシカ、アザラシ、セイウチなどの鰭脚類(ききゃくるい)における漁業・生態系の関わりを俯瞰します。
研究集会の詳細は下記をご覧ください。

イベント概要

第6回海と漁業と生態系に関する研究集会「海産哺乳類と漁業と生態系の関わり」

●日時
2023年11月18日(土)13:00~17:10(受付12:50~)
●場所
東京海洋大学 品川キャンパス 白鷹館大講義室(オンライン併用)
●コンビーナー
金治佑,服部薫、佐々木裕子(水産機構資源研)、中村玄(海洋大)
●共催(予定)
水産研究・教育機構水産資源研究所 東京海洋大学
●問合せ先
kanaji_yu96@fra.go.jp (金治)
●WEBサイト
一般社団法人 水産海洋学会
https://www.jsfo.jp/index.html
https://www.jsfo.jp/sympo/pdf/2023/s231118.pdf

●開催趣旨(水産海洋学会 資料より)
水産海洋学会は「生物資源と環境の相互作用を明らかにし,水産業の発展に寄与する」ことを所期の目的の一つとして掲げている.同時に,分類群を問わず海洋生態系を構成するすべての要素,即ち水産生物の生息場としての物理・生物環境から,一次・二次消費者,高次捕食者までが研究対象となることも特徴の一つである.鯨類・鰭脚類などの海産哺乳類もまた海洋生態系の重要な構成生物であり,事実,水産海洋学会の黎明期には「鯨漁場座談会」が頻繁に開催され,その成果がしばしば学会紙面を飾っていた.その後漁業規模が縮小したことや,動物学・博物学的な研究対象として関心が高まったことなどから,近年は水産海洋学の対象として海産哺乳類研究の位置づけが十分に整理されているとは言い難い.しかし,様々な水産資源とは資源評価手法としての共通点も多く,また食害や混獲など漁業上の課題も多い.さらに頂点捕食者としての性質から、生態系や環境変動に対する指標生物としても注目される.本集会は,鯨類・鰭脚類個々の種の漁業・生態系への関りを俯瞰しつつ,それらの研究成果が水産海洋学の発展に果たす役割を改めて見直す契機としたい.

UMITO Partners 森麻緒から、登壇に向けてのコメント

今回私が発表する内容は、弊社がコンサルティングを行っている瀬戸内海の邑久町漁協で行われているMSC認証牡蠣漁業についてです。牡蠣漁業とスナメリに一体何の関係があるのかと思うかもしれませんが、MSC認証では、漁業が操業地域に生息する絶滅危惧種に与える影響やその絶滅危惧種の生息数などを把握する必要があります。元々対象海域では絶滅危惧種であるスナメリの観測データが無く、MSC認証牡蠣生産者たちが自らスナメリの観測記録をつけてきました。今回の発表では彼らの取り組みとその結果についてお話しできればと思います。

森麻緒のプロフィールはこちら

岡山県瀬戸内市邑久町の牡蠣漁業の様子。

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